「株」はじめました

株と聞くとなにやら難しいものを想像してしまう人が多いと思います。しかし、株は誰でも購入することができてそんなに難しいものではありません。ここではそんな株の買い方や、株のことについて簡単に説明したいと思います。

円高によって格付け会社が目標株価を下がる理由

円高によって格付け会社が目標株価を下げる理由は日本は輸出に頼る経済構造になっているため、円高は輸出にとってマイナス要因であるといわれることがあります。しかし、グローバル経済が進行している現在では、日本製といっても、材料のほとんどは外国産であったり、外国で製品の組み立てをしていれば、円高によって、材料の仕入れ価格が下がったり、外国の組み立て工場の経費が少なくなるメリットもあります。
また、世界をマーケットにしている会社であれば、主要な海外のマーケットには現地に子会社を設立して、独立的な経営を行っています。例えば、北米市場の販売ではアメリカに子会社を設立して、北米のすべての運営を行うため、日本の親会社とアメリカの子会社との間で頻繁に資金が流れることは危機的な状況にならない限り、ほとんどありません。
円高によって格付け会社が目標株価を下げるのは間違いであるかというと、そうではありません。なぜなら、日本企業の決算は日本円で換算しなければいけないからです。上場企業の決算書は連結決算を公表しなければいけません。しかし、外国の子会社の決算は現地通貨によるものです。そのため、現地通貨を日本円に換算して連結決算を公表します。
例えば、アメリカの子会社の去年の利益は100万米ドルで今年は110万米ドルとなったとします。前年比で10%の増益となります。しかし、去年の為替レートが1ドル=120円で今年の為替レートが1ドル=100円であれば、アメリカの子会社の円換算した去年の利益は1億2000万円ですが、今年は1億1000万円となり、決算書では減益と見られます。実際に日本円に両替しているのではないので、会社にとっては経営状態が悪いわけではありませんが、決算書では悪く見られ、目標株価が下がる要因となってしまいます。